2021年第2回 教師会 (オンライン会議)

 6月16日午後1時30分から4時過ぎまで、リモートによる第2回教師会が開催された。7教会(神奈川、平塚、登戸、横浜西、子安、丸子、相模原)から8名が出席。

 今回は、連合会長挨拶に続き、各部、各プロジェクトの活動及び首都圏フォーラムからの報告が行われた。


 続いて教師会の協議事項として、教話講師研修会を受けて定期教話を6月から開催する予定であったが、このコロナ禍での現状を踏まえどのようにするべきか協議した。出席者からは、今年10月から来年にかけての開催がよいのではないか、今年の実施は取りやめ来年1月からにしてはどうか、など意見があり、次回の8月16日の教師会で再度協議することになった。更に、来年に迎える神奈川山梨布教130年の活動について意見交換が行われた。


 続く研修では、教師部長の安達師が、昨年度より神奈川山梨教会連合会の活動方針に基づいて、「教会の活性化と活動の充実」を基本にした活動を願い「社会に開かれた教会」、「取次と教導」、「ご神願成就に向けて」のテーマ設定についての経緯を説明。

 

 「情報化社会における布教のあり方、個人社会と言われ自己決定や自己責任が問われる時代での対応が重要とされる現代、本教のWEBサイトからの情報であるが、金光教の名を知らしめるとの成果はあるものの、実際に教会参拝には至らない。また、教会の敷居が高く、教会内で何をしているのか分からないなどの課題がある。

 そうした観点からいうと、本教はもともと取次という対面による救済であり、教導であることを忘れてはならない」と問題提起を行った。


 引き続き、同じく安達師(相模原教会長)が今年のテーマ「取次と教導」ついて発題を行い次のように語った。

 

 教祖様は『時勢、時勢というけれども時勢に合っただけではどうにもならない』と仰せられたが、御用がネット依存にならないことが必要と思われる。

 

 昨年まで相模原教会では、『救済・育成・伝道・奉仕』を基に様々な活動を進め、『おかげを受ける信心から、おかげが現れる信心』を求め、信心の継承に向けてきたが、取次や教導面での育成が不可欠だと実感している。

 

 もともと教祖様の時代は、広前においての『取次と教導』によっておかげを受けた人たちがおかげを語り導くということが、本教の布教形態であった訳である。『原点に帰れ』との言葉を耳にしたことがあるが、教祖広前における取次と教導を原点とすることが、改めて求められている。そして『道は人が開け、おかげは神が授ける』との教えに基づいた信心育成と教会活動が課題である。

 

 また今日では『取次に生きる』を参考にして、初代の先生や先師の教導をもとにした『取次と教導』を心掛けている」。

 

 この発題を受け、参加者は、現代社会における教会活動の活性化に向けた「取次と教導」の重要性を再確認すると共に、それぞれの教会の取り組みについて懇談した。(記、安達幸則)

2021年06月16日