2022年第2回教師会 (オンライン会議)

 去る、6月16日(木)午後1時30分より3時30分まで、リモートによる第2回教師会開催。7教会(神奈川・平塚・登戸・横浜西(2)・子安・相模原・甲府)の8名出席。


 開会ご祈念後、会長挨拶に引き続いて、各部・各プロジェクト・フォーラム・130年記念事業について活動及び進捗状況について報告。

 その中で定期教話は、コロナ感染状況により開催が不確定なところあり、協議した結果、9月から11月にかけて希望する教会のみ実施することが決まった。詳細については、教師会より改めて案内することになった。

 小休憩後、今年度のテーマ「ご神願成就」について、村田光治師(子安教会長)が下記の通り発表。その発題を基にご神願の意味合い、また各教会での取り組みと御用について懇談した。


教師会②「御神願成就」発題要旨(子安教会 村田光治)

御神願成就」というテーマをいただいて発題させていただきます。

 まず、御神願成就をどう捉えるかの手掛かりとして、祭詞で奏上している文言がどう変遷していっているのかを紐解いてみました。以下に記します。

H11年以後:神と人とあいよかけよで立ち行くあり方を世界に顕現するとの御神願御成就のお役に…
H8年以後:天地の間のおかげを知った者なし。おいおい三千世界、日天四の照らす下、万国まで残りなく金光大神でき、おかげ知らせいたしてやるとの御神願御成就のお役に…
H3以後:日天四の照らす下、万国まで残りなく金光大神でき、おかげ知らせいたしてやるとの御神願御成就のお役に…
S47年以後:神も助かり氏子も立ち行く御神願御成就のお役に…
S44年以後:天下太平 諸国成就 総氏子身上安全の御神願御成就のお役に…
→祭詞初出 S45、46、48年は記載なし

 昭和44年に初めて使われてから今日に至る祭詞の文言を見てみると、「助かる、立ち行く」と「知らせる」2つの意味合いがあることが分かる。

 祭詞に絞ってみると上記の2つが重要視されてきたことであるが、神様はもっと多くのことを願いとして私たちにかけられていたのだろうと思う。例えば、「神が世に出る」ということからすれば、「神ほとけには口もない」と言われたことからすれば、立教神伝を教祖様が受けられ、「口」を得たことで成就したと言える。

 多くの願いがかけられている私どもということを踏まえて、今日は、神願を「助かる・立ち行く」「知らせる」として話をすすめたい。そうとして、教会でどのように神願成就に向けての取り組みがなされているかと改めて振り返ってみる。

 信心をあえて3つの段階で分けてみると、①信心初めは「自分が助かる」ことが主目的となる。金光大神賛仰詞に「願う氏子におかげを授け 理解申して聞かせ」とあることもそれを表しているように思う。そして②自身の助かりから「喜び」を積み重ねることで信心が成長していく。更にそこから③同じように困っている「人を助けて」いく、信心の展開、再成長という段階があろうと思う。

 信心の主目的が自己の助かりから共に助かることに変化していく、そうした教会の雰囲気であったり、教導、共励が必要だと思う。

 子安教会を振り返ると、そこに至る途上という段階であるが、信心目標として本年は「喜びに気付き喜びを重ねる」として声や文字を通じて浸透するように取り組んでいる。来年度は「喜びを見出し喜びを現す」として、一段進んだ形を目指すことを考えている。

 しかしながら、毎年進めるわけではなく、三歩進んで二歩下がるように、浸透したものがしっかり個々人に定着するように取り組みを進めていかなければと考えています。


 次回は、第3回教師会は、8月16日県民センターで対面開催の予定です。(記 安達幸則)

2022年06月16日