2020年第4回 教師会 (オンライン会議)

(2020/8/18)

 

 今回もコロナ禍にあって、12月8日午後1時30分より午後4時まで、オンライン形式での開催となった。神奈川・鶴見・平塚・登戸・横浜西・子安・丸子・相模原・甲府・大明の10教会で11名の参加。


 開会のご祈念に続いて、山田会長の挨拶後、各部・各プロジェクト・首都圏フォーラムから今年度の活動報告、更に、来年度の活動計画と日程などについて協議した。


 小休憩後、今年度のテーマ「社会へ開かれた教会」として、横山光雄先生がレジメに基づき、ご自身の体験を通して、次のように語った。

① 自分自身に問うてみると、社会に繋がっていない。また、社会の変化が見えていない。このような世にあって、社会に対応する意欲やコミュニケーションの不足がある。教祖様の「世間になんぼうも難儀な氏子あり、取次助けてやってくれ」との教えを基に、布教や社会へのアプローチを試みるが、現実の問題としては取り組めていないように感じる。

② 教団を振り返ると、明治時代から立教100年(昭和34年)頃までは教勢も拡大し向上したが、10年後(昭和45年)頃には「現代社会に布教する教会委員会」を設け、教会の実状を問いただす中で反省点が浮上した。教祖100年(昭和58年)頃には、布教技術やテクニックなどについて方途を考えるも、社会状況の大きな変化に対応出来難い認識を新たに、それらの反省に基づいての活動を展開することとしたのである。そして収集活動・募金活動・清掃活動・看板や掲示板活動など、更に環境問題・地球温暖化問題・平和問題・広報活動といった活動に取り組むようになってきた。

③ 社会に開かれない自分がある。もっと信徒に対して開かれた教会・自分にならねばならない。布教や教導面で、教祖様の信心・生き方を元気に伝えていくことが、「社会に開かれた教会」に繋がっていくのではないか。

 以上の如くの発題を受けて、各教師から教会の現状や、直面している困難な問題など、懇談と課題を共有することが出来た。

 この一年「社会に開かれた教会」をテーマに発題をもって懇談し、山田信二先生(横浜西教会)、川込光貴先生(大明教会)、横山光雄先生(丸子教会)からの発題をもって懇談し、問題点を共有するとして教師会を開催して来ました。
 それぞれに創意工夫しての取り組みを聞かせて頂く中で、そこから浮上している課題として、開かれない教会の背景には、昭和30年頃より高度経済成長期といわれ、経済成長が著しく発展し、社会構造の変化や都市化が進み、一極集中の都市化現象によって生活様式の変化してきたことなどが挙げられる。
 従来の教会施設の開放や地域社会への参加などだけでは対応できない現状から、この布教(社会に開かれた教会)にも大きな影響をもたらし、家族間も含め人間同士のコミュニケーションが取りにくい現状がある。とした上で、どのような信心に基づき、どのような教会活動が必要なのか、乗り越えなくてはならない課題であり、教会として教師としての役割を痛感させられるのである。(教師部長・安達幸則記)

2020年12月18日